融雪剤は塩で代用できるかや使い方や効果・注意点について調べました!
融雪剤を買おうとしたけど売り切れだった(>_<)融雪剤は高いし何かで代用できるかな?
そんなお悩みを解決します(^^)/
融雪剤の成分(塩化ナトリウム)と塩は一緒なのか。
その他融雪剤の種類や成分は何か。
塩の使い方や効果はどうなのか。
塩害などの注意点も詳しく見て行きましょう(^^♪
また、塩以外で家庭用のものの代用品もいくつかご紹介しますね!
融雪剤は塩で代用できる?

融雪剤は塩で代用できます!!
融雪剤の種類には塩化ナトリウムがあります。
この塩化ナトリウムは私たちが普段口にしてる食塩と同じ成分なんですね(^^♪
ですので、融雪剤は塩で代用可能というわけであります(*’▽’)
ただし、凍結防止の効果のみで氷・雪を溶かす作用はありません。
ではなぜ塩は凍結を防ぐのでしょうか?
次に詳しく解説していきます!
なぜ塩は凍結を防ぐの?
簡単に言うと、凝固点が0℃よりも低くなるためです。
ではもう少し深堀りして行きましょう(^^)/
液体が固体に変わる時の温度を【凝固点】と言う
水が氷になるのは0℃→水の凝固点は0℃
食塩水になると凝固点が0℃より低くなる(凝固点降下と言う)
→なぜ??
氷は水の分子が規則的に整列しているが、水の中に別の物が入ると水の分子が整列しにくくなり、凍らなくなる。
塩が水に溶ける時、周りの熱を吸収するので温度が下がる
食塩水のまま固まらず温度が下がっていく→凝固点が下がる
という事です!
塩化ナトリウムの凝固点は-20℃。
塩の凝固点は濃度にもよりますが、-21℃だそうです。

-20℃以下になる所では凍ってしまいますね~(;´∀`)
というわけで、塩を撒くとなぜ凍結しないかわかりましたねっ(*´▽`*)♪
融雪剤を塩で代用する時の使い方

融雪剤を塩で代用する時の使い方をご説明します!
目安は1平方メートル辺り50g~150g程度

塩がすぐなくなっちゃうから、小規模に留めておこう…
こちらはあくまで「塩」を代用する時の使い方です!
融雪剤の使い方は、商品の裏をしっかり読みましょうね♪
融雪剤を塩で代用した時の効果

融雪剤を塩で代用した時の効果と塩の効果を上げる方法についてです。
塩は凍結防止がメインですので融雪作用は残念ながらありません( ̄▽ ̄;)
しかし、気温が上がって雪が溶けた後、また気温が下がって凍るのを防いでくれるので、何もしないよりはいいですね♪
【塩の効果を上げる方法】
雪が降る前に撒く
雪が降る前に撒いておけば、地面側の凍結を防げます(*^^)v
融雪剤を塩で代用する時の注意点

融雪剤を塩で代用する時の一番の注意点は「塩害」です!
塩害とは何かとその対策をご説明しますね(^^)/
塩害とは
先に塩害についてです。
【塩害とは】
- 塩は金属を腐食させる
- アスファルトを劣化させる
- 植物の育成を妨げる
塩害への対策
次に塩害への対策です。
【塩害への対策】
- 車の足回り下回りはこまめに洗う
- 車の小さな傷に注意
- アスファルト・植物には撒かない
余談ですが、雑草を何とかしたい場合は塩も効くということですね(*´▽`*)
次に融雪剤の種類と特徴や塩以外で代用できるものをご紹介します!
融雪剤の種類と特徴

融雪剤といってもたくさんの種類がホームセンター等で売られていますね^^;
まずはそれぞれの特徴を把握して、自分に合った成分の種類を見つけましょう!
そして自分に合ったものの代用品があればそちらを実際に使っていけますね(^^♪
では、融雪剤の代表的な種類のものを見て行きましょう!
融雪剤の種類・成分 | 特徴 | 凝固点 | 似たもの | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
塩化ナトリウム | 凍結防止 | -20℃ | 塩 | コスパ | ・発熱なし ・塩害 |
塩化マグネシウム | 凍結防止 | -30℃ | にがり | ・環境 ・コスパ | ・発熱なし ・やや塩害 |
塩化カルシウム | ・凍結防止 ・融雪 | -50℃ | 除湿剤 | ・発熱 ・一気に溶かせる | ・皮膚に触れると危険 ・コスト |
酢酸マグネシウム | 凍結防止 | -25℃ | 土壌改良剤 | ・塩害なし ・環境に良い | ・発熱なし ・コスト |
カーボンブラック | 太陽の熱を集めて 溶かす | なし | 炭 | ・塩害なし ・環境に良い | ・発熱なし ・天候悪いと効果なし |
サクッとこのような感じです!
融雪剤を家庭用のもので代用

ここまで融雪剤を塩で代用するお話をしてきましたが、次は塩以外の家庭用での代用品についてです!
家庭用のもので代用できそうなものをいくつか挙げてみました(^^♪
【融雪剤を家庭用のもので代用】
塩化カルシウム→除湿剤(湿気取り水とりぞうさんなど)
カーボンブラック→灰、土、コーヒーのカス、使い捨てカイロの中身
太陽の光を吸収→レジャーシート、ブルーシート、色付きゴミ袋を被せる
滑り止め→砂(タイヤを噛ませる)
荒ワザ→水、お湯
家庭用のものでも意外とたくさんありますね(^^)/
除湿剤は使用済みの液体になったものでも効果があるようです!
滑り止めの砂は、急な坂道の近くに砂が設置してあるのをよく見かけますね!
たくさん撒きすぎると雪が完全に溶けた後アスファルトが砂まみれになってしまいます( ̄▽ ̄;)
荒ワザの水、お湯に関しては、気温が氷点下にならない場合のみに使用してください!
北陸などは道路からお水(消雪パイプ)が出ますよね♪
北海道など寒い地域にはありません(>_<)
次の日スケートリンクに大変身しないよう気をつけましょう(*_*)
融雪剤は塩で代用できる?使い方や効果・注意点を紹介まとめ
融雪剤は塩で代用できる?使い方や効果・注意点を紹介のまとめです!
- 融雪剤は塩で代用できる
- 塩は凍結防止のみで融雪はしない
- 塩害があるので使い方に注意する
- 塩以外の家庭用のものでの代用品はたくさんある
メリットとデメリットをしっかりと理解すれば、雪にも勝てる!!

春が待ち遠しいですね~♪
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